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44歳から精密栄養カウンセラーを目指す理由

今回は、私がなぜ精密栄養学を学び、カウンセラーになることを志したのかについて書いていきます。

そもそも精密栄養学とは、血液検査をはじめ、遺伝子や腸内環境、ライフスタイルなどを総合的に分析し、個々人に最適化されたアプローチのことを指します。

何よりも私自身が、自分のパフォーマンスやメンタル的な波を自覚しており、どうすれば良いのかと長年、試行錯誤してきました。

そんな折、この精密栄養学というアプローチに出会った時に、そんな自分に役立つだけではなく、「誰かの役に立つ仕事ができるかもしれない」「きっとこれは自分に向いているはず」という想いに至ったのです。

とは言え、まずはここに至る私のストーリーも共有させてください。

大手百貨店や外資系小売業でキャリアを積んだ後、私は主にマーケティングやWebデザインなどへと業務の幅を広げ、2017年6月に妻と共にオーストラリアへ移住しました。フリーランスを経て、現在はソフトウェア会社のマーケティングマネージャーとして働いています。

外国人として異国の地で継続的に仕事のポジションを確立し続けることは、私にとっては決して簡単ではありませんでした。でもそんな状況の中、オーストラリアで9年目の生活を迎えられたことには、ご縁を頂いた周囲の方々への感謝の念と、多少の自負も感じています。

とはいえ、安定の裏には退屈もつきまといます。

そして仕事のための仕事ではなく、

もっと本質的な部分で誰かの役に立ちたい、

そんな想いも芽生えてきました。

ここで改めて、オーストラリアへ移住した2017年当時の私の状況を振り返らせてください。

あの時、私は36歳でした。

今だから言えますが、当時は仕事でもプライベートでも、学生時代に思い描いていたような状況とは程遠く、毎日の通勤電車で窓の外を眺めながら空虚感を感じていました。

思うように結果が出せなくて自信を失ったり、

他人と待遇を比較して落ち込んだり、今ひとつ充実感を得られない毎日が、問答無用で過ぎていきました。

とはいえ、結婚してマイホームも購入し、週末には趣味のサーフィンを楽しみ、気兼ねのない話をいつでもできる友人にも恵まれ、周囲から見れば恵まれた状況と言えるはずなのに何を言ってるんだと思っていた人もいるかもしれません。実際、当時の私が感じていたやり切れなさを相談した何人かには「何を言ってるんだ」と言われました(笑)

でも、率直に言えば「周囲から見れば恵まれた状況」にいることが、自分の幸せであるとどこか履き違え、他人軸の社会のルールと幻想の中で暮らしていたようにも感じます。

つまり、目指していた方向性そのものが間違っていたのにも関わらず、そんな自分の内なる矛盾と心の声を見て見ぬふりをし続けていたのでした。

そんな悶々とした日々を、思えば20代から10年以上は過ごしていたと思いますが、この経験を自分なりにまとめると、次のふたつに集約されます。

ひとつめは、自分が本当にやりたいことから目を背けるストレス。

ふたつめは、自分のためだけに生きる虚しさ。

ここで再び、今に戻って振り返ってみます。

憧れだった海外移住を果たし、それなりに安定した生活を手に入れた今、自分の内側ではこの時と同じ感情がジワジワと再びめぐり巡ってきたのです。

“果たして自分は、本当にやりたいことをやっているのか?”

“この先の人生で、やるべきことは何か?”

そう考えた時、「もっと無心で、人に尽くすような生き方をしたい」と思いました。

もちろん、これまでにそうした経験がなかったわけではありません。

私は2023年に両親を共に亡くしているのですが、その時はオーストラリアでの仕事と学業(オンラインでのMBA学習)を一時的にストップして日本に戻り、病院から連れ帰った親と最後の数ヶ月を自宅で共に過ごしました。せっかく数年がかりでつかんだビザや仕事を失ってしまうかもしれない不安や、病院側や家族や親族の懸念を押し切って自分が自宅で最後を看取ることを選んだのは、とにかく両親が最期に何を望んでいるのだろうかと自問自答し続けた結果の行動でした。

また、慢性的な体調不良を抱えていた妻を何とかしてあげたいという一心で、自分の時間やお金を省みず、西洋医療にとどまらずに東洋医療や代替医療をはじめ、様々な取り組みを行ってきました(この話はまた改めて詳しく書きます)。

ただ、それらはあくまで家族の話。

大切な人を守りたいのは、誰だって同じです。

自分には家族以外にも、

大切な人たちがいます。

また、直接面識はなくても、

自分と同じように悩み、

葛藤してきた人たちもいるはずです。

そんな人たちを、これまでに本気で助けてあげられたことがあるだろうか?

心から寄り添って、支えになれたことがあるだろうか?

自分にそう問いかけたとき、

正直なところ自信を持ってYesと答えることはできませんでした。

でもこれは、そもそも僕に対して、“この人に頼りたい”、“助けてもらいたい”と思ってもらえるだけの実力と信頼関係がなかったからのようにも思うのです。

それならば、自分が本当に価値があると信じた道に学び、必要な方へ届けられるようになりたい、そう思うようになりました。

このような経験が、精密栄養カウンセラーという新たな道を志すきっかけになりました。

ぜひ、皆さまが体調やパフォーマンス、ライフスタイルなどに、どのようなお悩みや課題を感じているのかも、お聞かせいただけるととてもうれしいです。

鈴木 雄太