一般の栄養学との違い
一般の栄養学は、大勢の平均をもとに、1日にどれくらいとればよいかを決めます。多くの人に当てはまる目安で、食事の基本として大切です。
精密栄養学は、その平均から一人ひとりがどれだけ離れているかを見ます。同じものを食べても、吸収のしやすさ、代謝の速さ、栄養素の使われ方には個人差があります。遺伝子の型、腸内環境、ストレス、睡眠などが重なって、その差が生まれます。
分子栄養学との違い
分子栄養学は、栄養素が体の中で分子のレベルでどう働くかに注目し、血液検査を細かく読む考え方です。精密栄養学はその流れを受け継ぎ、遺伝子、腸内環境、毎日の記録まで合わせて読みます。
血液検査の読み方の違い
| 一般の基準範囲 | 精密栄養学の目安 | |
|---|---|---|
| 目的 | 病気かどうかを分ける | 体が無理なく働いている状態を知る |
| 幅 | 広い | 狭い |
| フェリチン(女性) | 5〜150 ng/mL | 50〜80 ng/mL |
| 尿素窒素(女性) | 8〜20 mg/dL | 14〜17 mg/dL |
基準範囲に入っていても、精密栄養学の目安から外れている項目は、食事や生活を見直すときの手がかりになります。病気かどうかの判断は、医療機関で行うものです。
項目ごとの読み方は、血液検査の項目ガイドにまとめています。
何を見るのか
- 血液検査(健診の10〜20項目から、60項目まで)
- 遺伝子(代謝や体質に関わる型)
- 腸内環境
- 食事、運動、睡眠の記録
- 体調やお悩みの問診
どんな人に向いているか
- 健康診断で異常はないのに、疲れやすさ、眠りの浅さ、お腹の不調が続いている
- 食事に気をつけているのに、体調の変化を感じにくい
- 自分に合う食べ方を、感覚だけでなく数字で確かめたい
INNERTRAVELER.ai での使い方
お手元の健診結果をアップロードすると、精密栄養学の視点から読んだ簡易レポートを無料でご覧いただけます。AI(大規模言語モデル)が作る参考情報で、医師の診断ではありません。
有料のプログラムでは、血液検査に2週間の食事・運動・睡眠の記録と問診票を合わせ、神宮前統合医療クリニックが監修した解析エンジン「8weeks.ai」(プロ版)で解析します。精密栄養カウンセラーが結果を解説し、食事と暮らしの見直し方を一緒に考えます。料金とプログラムを見る
研究ノートのLABOと、毎週のメルマガのバックナンバーとQ&Aでも、精密栄養学の考え方を書いています。
よくある質問
精密栄養学は、病気の治療をするものですか?
治療を目的とするものではありません。体質や数値の背景を理解し、食事と生活習慣を見直すための考え方です。治療中の病気や気になる症状がある方は、医療機関にご相談ください。
健康診断の結果だけでも始められますか?
始められます。健診の結果は10〜20項目ほどで、項目が多いほど読める範囲は広がります。まずはお手元の結果から、気になる項目を読んでみてください。