Q血糖値やケトン体を測るには、どうしたらいいですか?
Aどちらも、いまは個人でも、ずいぶん身近に測れるようになってきました。
血糖値を手軽に見られる方法のひとつが、CGM(持続血糖測定)です。フリースタイルリブレ のように、腕にセンサーを貼っておくと、1日の血糖の動きを連続して見ることができます。同じ食事でも人によって反応が違うことがデータで見えてくるので、「なんとなく不調」の理由や仕組みを具体的に理解できるかもしれません。
僕自身、以前は体を大きくするために、無理にでもどんぶりに大盛りご飯を2杯食べていた時期もありました。でもフリースタイルリブレをつけて測ってみると、ラーメン一杯やお寿司、サンドイッチといった、ごく普通の量の食事でも、血糖値が250mg/dLを超えることに気づいたのです!
一般に、食後1〜2時間で140mg/dL(7.8mmol/L)を超えると食後高血糖(血糖値スパイク)の一つの目安と言われるので、僕にとっては糖質が多すぎたのだと感じました。それからは、血糖値が上がりにくい食材や量、食べ方に気をつけるようになりました。
また、ケトン体は、血液や尿から測れます。この時、血液から測れるのは、もっとも多くエネルギーとして使われる、βヒドロキシ酪酸という種類のケトン体です。近年は、SIBIO のようにケトン体をリアルタイムで測定できる専用のセンサーも登場しています。
数値の目安をいくつか挙げると、ケトン体は、糖質制限による栄養学的ケトーシスでおよそ0.5〜3mmol/L、長めの断食ではさらに高くなることもあり、日常的には0.2mmol/Lほどと言われています。
数字は高ければよいというものではなく、あくまでも体の状態を知る手がかりのひとつです。ケトン体が出やすい血糖値の状態としては、空腹時でおよそ80〜90mg/dLあたりが、ひとつの参考値として語られることがあります。ただ、これは診断や治療の基準ではなく、一般的な目安です。基準値には個人差も大きいので、数値の意味は自己判断せず、気になるときは医療機関でご相談ください。
これらのデバイスは、国によって医療機器としての承認状況や入手方法が異なります(日本では未承認だったり、医療機関を通してのみ入手できるものもあります)。ここでご紹介したのは僕が使った一例で、購入をおすすめするものではありません。ご使用の際は、お住まいの国の規制と、取扱いの説明や医療機関の案内に従ってください。また、インスリンの作用に問題がある方(1型糖尿病など)で、吐き気や嘔吐、強い疲労、頭痛などを伴ってケトン体が高くなっている時は、「ケトアシドーシス」という危険な状態のことがあります。その時は、すぐに医療機関を受診してください。
この回答は、メルマガ Vol.08(2026年7月19日配信)のQ&Aからの転載です。からだや食事のご質問は、メルマガへの返信か [email protected] までお寄せください。